写真絵本 うさぎ村のおはなし

ある うさぎのむらに、 

うえをむいて そらをみている 

うさぎが いました。

いっぴきの うさぎが 

ちかづいて、 

うさぎに こえを 

かけました。

「ねえ、 きみ 

なにしているの?」

うさぎは いいました。

「かみさまに おいのりして 

いるんだよ。」

「なにを おいのり 

しているの?」

「しんりを 

おしえてくださいって 

いのっているんだ。」

「しんり? しんりって 

なに?」

「うその はんたいだよ。」

「うその はんたい?」

「そうさ。」

「なんだい、それ。」

「このせかいにはね、 

うそを ばらまいて 

みんなを 

ふあんにさせる 

わるいうさぎが いるんだ。」

「ええっ! そうなのかい。」

「わるいうさぎに 

だまされて、 

しゅうかくした 

たべごろの にんじんを 

よこどりされた 

うさぎが いるんだ。」

「わるいうさぎに 

だまされたくないから、 

ぼくにも しんりを 

おしえてほしいよ。」

「ただし、 

じょうけんが あるよ。」

「じょうけん? 

ぼくは なにを 

すればいいんだい?」

「それは、 

そらのうえに すんでいる 

かみさまに こころをこめて 

おいのりすることさ。」

「おいのりしたら、 

うそが あばけるのかい。」

「かみさまは、 

このせかいを つくったんだよ。 

すべて おみとおしだから、 

おいのりすれば 

ほんとうのことを 

おしえて くれるんだ。」

「それは、 すごいことだね。」

「もちろん、 かみさまのことを 

しんじなければ 

かなえて くれないよ。」

「しんじるよ。 

かみさまは そらにすんでいて 

おいのりを 

かなえてくれるって。」

「ほんとうかい。」

「ほんとうさ。」

それから、 

すうじつ たった 

あるひの ことでした。

かみさまのことを 

しった うさぎに 

わるいうさぎが 

ちかづいて きました。

「やあ、 このちかくに 

みずをのむばしょは 

あるかい。」

「このへんには ないよ。」

「どこにあるか 

おしえてくれないか。」

「あんないするよ。」

うさぎは みずのみばへ 

つれていきました。

わるいうさぎは みずを 

ひとくち のみました。

「うわあ、 このみずには 

どくが はいっている!」

「なんだって!?」

「このちかくに いどをほる 

けいかくが あるから、 

いくらか しえんして 

くれないか。」

うさぎは 

れいせいになって 

かみさまに 

いのり もとめました。

「かみさま、 

これは どうしたら 

いいでしょうか。」

すると、 とつぜん 

そらがくもって 

おおあめが 

ふりだしました。

うさぎたちは 

いったん そこから 

はなれることに 

しました。

みっかみばん 

あめは 

ふりつづけました。

うさぎが 

そとに でてみると、 

なんということでしょう。

あたらしい みずのみばが 

できていました。

わるいうさぎは 

うそをついて 

だまそうと しましたが、 

しっぱいして 

しまいました。

「あたらしい みずのみばが 

できたから、 みずの 

しんぱいは ありません。」

わるいうさぎは 

あきらめて 

どこかへ いって 

しまいました。

かみさまは 

わるいうさぎの 

うそを みぬいて、 

こころを こめて 

いのりもとめた うさぎを 

たすけて くれたのです。

あたらしい みずのみばが 

できたので、 

おいのりを おしえてくれた 

うさぎに 

かんしゃ しました。

「やあ。」

「さいきん みずのみばに 

どくが はいっているっていう 

うそをつく うさぎが 

いるらしんだ。」

「なんだって! 

つい さいきん 

ぼくは あったよ。」

「ええっ、 きみは 

だいじょうぶ 

だったのかい?」

「ああ。 

きみが おしえてくれた 

そらに すんでいる 

かみさまに 

おいのりしたら 

とつぜん おおあめが 

ふったんだ。 

だから 

みずのみばが できて 

いどを つくる ひつようが 

なくなったのさ。」

「かみさまは 

きみが 

わるいうさぎだと 

しらないうちに 

たすけて くれたんだね。」

「ほんとうだ。」

うさぎたちは、 

かみさまに ふかく 

かんしゃして 

おいのりを ささげました。

おしまい。

あとがき

この絵本は、神様から霊感・構想を受けた作品です。

びっくりしてしまうでしょうが、本当のお話しなのです。

2024年の10月1日のことです。

この構想を受ける少し前に、使える全ての時間、「神様の御言葉」を吸収し聖書をたくさん読んでいました。

そうしましたら、お祈りが終わったあと、啓示を受けなさいとお告げありました。どうしようかと迷ったのですが、その日から一週間、聖霊様と神様から啓示をいただきました。

その期間は、とてつもなく神霊な状態が続いていていました。

まず、ちょくちょく買い物に出かけるショッピングモールの本屋に行きなさいという啓示がありました。

「本屋さん?‥‥とにかく、行かなくては!」

と、本屋さんに行ってみたら、すぐにピンときたのです。

それは、絵本のコーナーでした。「写真絵本」というくくりに、まさしくこれだ!と思いました。

神様は、数年前にカメラを買うようにと御心を与えてくださいました。

一度使ったきりで、しばらくの間、出番を待っていたカメラ。今となっては、すっかり相棒となりました。

ずっと、神様の御心を成して生きたいと願い、祈り求めていました。

本屋さんに行った数日後のことでしたが、神様の啓示が終わったあと、絵本の構想がスラスラと頭の中に浮かび、紙に書き留めました。

明確な構図が浮かび、うさぎたちのおしゃべりが出てきたのです。

それから、うさぎの撮影ができる場所を探しました。しかし、狭い場所で飼われていたり、ゲージや檻の中にいるので、撮影できる場所がなかなか見つかりませんでした。

そんなとき、ふと、行きつけの美容室の担当さんが、「子どもをうさぎの島に連れて行きたい」と話していたことを思い出したのです。

「うさぎの島‥相当遠いな‥。しかも、野生のうさぎを撮影するのに、構想通りに動いてくれるかわからない‥。」

その迷いがあって、しばらく撮影できる場所を探し続けていました。

2025年に入ってからのある日、「よし!やっぱり、うさぎの島に行こう!!」と、はっきりと決意しました。

そうしましたら、なんとその日、「うさぎの島で、うさぎに乱暴をしていた男が警察に捕まった」というニュースが流れてきたのです!

「えっええ〜っ!?‥今日、決意したこのタイミングで!?」

犯人が捕まって、本当に良かったです。有名なうさぎ写真家さんが、取り押さえてくれたということでした。

男は、11月から1月にかけて何度も犯行に及んでいたということでした。

ネットとインスタグラムを利用して撮影地を探していたため、ご夫婦のインスタグラムは何度か拝見していました。

本当に、悪魔のような人間ですね‥。もし、もっと早めに撮影に行っていたら、痛い目にあったうさぎを見て、とても悲しい思いをしたかも知れません。

きっと、撮影どころではなかったことでしょう。

現実に、誰よりもうさぎが大好きなご夫婦が、一番つらい思いをしたのです。

撮影するにあたって、うさぎたちは駆け寄ってきてくれて、これだ!という被写体があらわれました。島のうさぎたちは、とても愛らしいしぐさを見せてくれたのでした。

神様は、全てをご存知です。

この写真絵本を通して、神様の存在に気づき、お祈りの大切さを実感して欲しいと願っています。

神様に祈ったら、このうさぎたちのように、天の存在がいつもいつも助けてくださるのです。

そして、清く正しい道に導いてくださいます。

聖書の神様は、人類を救いたいと、地上を見渡しています。

祈り求める人の声を、そっと、聞いていらっしゃるのです。

こちらのサイトで、祈りの方法を学ぶことができます。

真実を伝えるニュースサイトを運営されています。

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